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かいぞーき・戦! 第3話:聖剣の陰謀 第10節

その場が静まり返る。いや、言葉が出てこない。
「さて・・・一応私の存在は機密事項でしてね・・・」
初めて彼は眼を開く。鋭く、冷たい視線・・・
「ど・・・どうするっての?」その空気をいち早く脱出したドラキュリアが語気を強める。
「・・・当然、消えて貰います。」
ガシャンッ!!
一瞬で各部が展開、変形する。

「何を驚いているのです?
 これくらい想定しますよ?私なら。」
またも見下しの言葉。

「・・・ロボットには人は殺せない・・・
 くだらない概念ですね。」
フッ、と一息つく。
「だいたい人間と言う下等生物が機械を生み出すなどというのが考えられないのですよ。
 しかも我々を生み出した程度で神気取り。
 はっきり言ってもう進化の可能性は無いですね・・・
 だからこそ・・・」
そこまで言ったとき、ツルギは刀で斬りかかっていた。
「もう黙れ・・・!」
眼光は鋭く、並の者なら怯む所だ。
「おやおや」

「そうやって感情に振り回されていると後悔しますよ?」
刃をツメで止めたアームは、片側のツメをツルギの腹に突き出す・・・!
「ーッ!」
咄嗟に身を引き、瞬間的には回避できた。しかし・・・
「言ったでしょう?
 考えもせずに行動すると・・・」
肩にある砲から不気味な音・・・

ドギュウウン!

砲から発せられた強力な光弾がツルギを包む!
「・・・か・・・っは・・・!」

着地直前の身動きできないツルギは、そのまま成す術も無く、煙をまとい、床に叩きつけられた・・・!!
「・・・うああああっ!」
怒声と共にドラキュリアが突っ込む!
手にはジャベリンがしっかりと握られている!

ブンッ!
力いっぱいジャベリンを振る・・・がかわされる。
「かかったわね!」
先端が無い・・・!いや、遥か彼方へ飛び、つながれた糸はアームに絡みつく!
「ブラッディエッジッ!」
足の裏に刃が飛び出し、アームを蹴り斬る!
「・・・くっ・・・!・・・ふふふ・・・」
アームの身体には傷は付かず、逆に折れたエッジの先端が床に突き刺さった・・・
「ジャマですよ・・・」
一瞬の隙を突き、アームは強烈な蹴りを放つ。
「ぐ・・・あ・・・はぁっ!」
広い大会議場を数メートル吹き飛ばされ、部屋の壁に叩きつけられる直前で、サイクロウが受け止めた。
「・・・大丈夫・・・か?」
「・・・なん・・・と・・・か・・・」
激痛に耐え、何とか答える。

「ふむ・・・このまま一人ずつ戦っていても良いですが・・・非合理的だ。」
アームが静かに言う。
「全員まとめて潰して差し上げよう。偶然新作が出来上がっているのでね。」
アームが指をパチン、と鳴らす。

ガッシャアアアアアン!

「・・・さて・・・たった今このビルは全階に渡って殺戮の館となりました・・・」
騒音に混じり悲鳴が聞こえる。
「さあ、どうします?」

「・・・お前ら・・・行ってくれ。」
ライドウはゆっくりと言った。
「アンカとホムラも・・・ぜよ・・・」
ザンゲツも指示を出す。

「・・・でもっ!」
よろよろと立っていたドラキュリアの声。
「・・・行きましょう。」
カマイチがつぶやく。
「・・・この3人なら大丈夫。私は信じてる。」

第10節おわり

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山

Author:山
オリ人外キャラ好きのCURURU難民です。
創作系の漫画や小説やってます。
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