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かいぞーき・戦! 第3話:聖剣の陰謀 第9節

「・・・ふぅ・・・何を言っているのです。」


一拍置く。
「あの方の死因は・・・鋭利な刃物で斬られた事による失血・・・」
そういって彼は言葉をとめた。


笑顔の裏に、なにか曇りが見え始める。

「自分でも気づいたようだな」
ライドウがつぶやく。


なぜ知っている?奴の死因を」
「・・・おかしなことを聞く人ですね。」
眼を閉じ、ライドウはつぶやく。
「オレ達はまだキサマに奴の死因のことは言っていないハズだぞ」
しかし、アームはやれやれ、といった表情で窓の外を見る。
・・・そこからは、丁度下方に殺害現場が見えたのだった・・・

 

「このようなときこそ、冷静に対処すべき・・・そうプログラムされていますので。」
「見事に引っかかってくれたな・・・アーム?」
ザンゲツが、得物をしとめた獣のようにつぶやく。


「殺害現場は確かにここから丸見えだ・・・ただし。背中側がな!
この位置から・・・どうやって机に突っ伏した人間の腹が見えるぜよ!」

さらにツルギが続ける。
「あそこは監視カメラのないプライベートルームだった。ならば
あの時、死因を知っていたのは・・・犯人のみ・・・だ。」

 

少しの静寂。
その後、アームが口を開く。
「フフフ・・・申し訳ない。」

「なにがおかしい・・・ぜよ?」

ザンゲツの問いに、また少し間を空けて答えた。
「どうやらあなた方を過小評価しすぎていたようです。」

再び全員を見回す。


「ああ、それと。私をあなた方のように平和だ何だと綺麗事のために作られたロボットと一緒にしないでいただきたい。」

そして見下したような口調でこう言い放つ。
「私の名はアーム。申し遅れていましたね。
対人虐殺兵器・『Arm』。以後御見知り置きを・・・改装機たち」

 

第9節おわり

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Author:山
オリ人外キャラ好きのCURURU難民です。
創作系の漫画や小説やってます。
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