かいぞーき・戦! 第3話:聖剣の陰謀 第2節
「にしてもどこ行けばいいのかな・・・?」
ビルを後にしたところでぽつり、とドラキュリアが呟いた。
「・・・あいつら、ほとんど情報はよこさんかったからな。」不満そうにライドウも呟く。
「・・・って・・・」
急にドラキュリアが何かを見つける。
微妙な空気が流れる。
「あれは・・・ツルギー!vv」
そんな空気を完全に(わざとか?)無視し、ドラキュリアがピンク色の声を上げた。
「ん、あんたら・・・」
アクシィが三人を見つめる。何か感じ取ったようだ。
「・・・もしかしてソコのビルで依頼受けたん?」
「・・・まさかお前達も・・・か?」
ライドウが仕方なく答える。
「やはりか。ならば一つ聞きたいんだが良いか?」
「良いと思・・・」とライドウが言いかけた瞬間だった。
「何でも聞いてッ!」ドラキュリアがまたもやピンク。
「何か情報をくれ!」真剣な顔で言うには微妙な質問だった。
「・・・もしかしてアタシ達とおんなじでなんにもきいてないの・・・?」
「なんや、ドラちゃんらも知らんかったん?」
すでにもうドラちゃんで定着してしまった。本人ももう慣れたらしい。
「・・・私達同じ状況だったのね・・・」
6人全員でがっかりしているところだった。
どこからともなく声がする。
「情報ならあるぜよ!」聞き覚えがある。
第2節:終