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十字王:2





・・・待て。冷却ファンだと?
なぜ電源の入っていないバリスタから冷却ファンの音がする?
アームのほうに目をやると、すでに彼はバリスタのそばにいた。

「小癪な・・・狸寝入りとはずいぶんとなめたマネをしてくれますね。」

カウントが0になる前に、バリスタの口元がゆがむ。
「・・・誉めてやろう。」

カウントが0になると同時に、メンテナンスベッドからバリスタが跳ね起き
足を組んでベッドに腰掛ける。
「ゼロと同時に貴様らの首をはね・・・
 さっさと外に出てやろうと思ったのだがな。
 余の崇高な計画に気づくとは、流石は現指揮官というべきか?」
にやり、とした笑顔でバリスタ。

「ブレイド。わかっていますね?」
「・・・はいよ。大将。」
・・・当然ながら。
カウントよりも前に起動するなど今日の実験予定の中にはなかった。
『想定外の事態』だ。

「ふむ。余をここから出さぬと申すか。
二人がかりとは。なかなかに手ごわいな。


・・だが。」

 瞬間、扉の外からガオン!!というような音がする。
 外で何かが暴れているような音だ。

「先に扉さえ開ければ、後は簡単なものだ。」


「・・・ッ!!やりやがったな・・・!」
扉の外で待機しているテックボットたちが暴れているのだ。
そして、厳重だった扉がいとも簡単に開く。
「ご苦労であるぞ。・・・ふふ。コントロール範囲も上々だな。」

言うなればアームの後継機・・・バリスタ。
バリスタが後継機、そして試験機たる理由はその能力のためだった。

『ジャック』

ありとあらゆる機械のコントロールを奪い取る能力。
・・・さっきから身体の自由が効かないのもそのせいだ。
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テーマ : 創作・オリジナル
ジャンル : アニメ・コミック

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Author:山
オリ人外キャラ好きのCURURU難民です。
創作系の漫画や小説やってます。
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