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かいぞーき!:高速のレースクイーン

スピンオフといえば、主役以外が主役にならなきゃいけないわけで。

 

 

物語は数年前。

とあるサーキット場で、アナウンサーが叫ぶ。

『8番ゴールッ!!

 あの魔のカーブを超え、遂に優勝ですッ!』

 

ゴールフラッグが振られたのを尻目に、小さな車が空に跳ね、姿を変えて着地・・・

に失敗し、つんであったタイヤに墜落した。

 

その車・・・いや、車型に変形していた改装機、エイナはタイヤの中で気絶した。

 

「おつかれさん!やっぱお前は最高のレーサーだな!」

恰幅の良い中年男性がエイナにドリンクを渡す。

エイナが所属するチームのオーナーである。

このサーキットでは、ロボットによるレースが盛んに行われている。

 

「おやっさんのおかげでやんすよ!

・・・いつも完璧に整備してくれてるからこそのあちきのスピードでやんす!」

笑顔で答えたエイナの中には感謝と希望が満ちていた。

 

「そういや聞いたか?」

控え室で他のチームのメンバーが雑談していた。

盗み聞きの趣味は無いが、どのみちここにいれば耳に入ってくる。

 

「あれだろ?あのチームのオーナーが地下組織と繋がってるって話。」

そのときに出た名前を聞いてエイナはとっさに叫んでいた。

「もう一回言ってみろっ!」

 

「・・・あっ・・・!」

「おやっさんが地下組織と繋がってる!?

 そんな噂流したの誰でやんす!?」

続けざまに、叫び続けた。

「悪い・・・!君がいたなんて知らなくてさ。

 悪気は無かったんだ、許してくれ。」

 

怒りに任せてドアを閉めた。

そして、そのまま全速力でオーナーの所へ戻った。

彼女はそのとき、忘れていた。

オーナーは昔言っていた。

「何かあったらいつでも来て良い、ただし毎月10日の6時から8時はやめとくれよ。

 他のチームとの会議が入るんでな。」

 

今日はまさに、その日。

たった今、オーナーのいるクラブハウスについたところだ。

 

 

つづく。

 

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おぉ、スピンオフはレースの話か。

と、みせかけて!
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Author:山
オリ人外キャラ好きのCURURU難民です。
創作系の漫画や小説やってます。
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